予約が取れないイタリアンって本当!?ラ・ベットラ・ダ・オチアイの感想
グルメ大好き女医麗香です。
「日本一予約がとれないイタリア料理店」
上手なネーミングで、一度は取りにくい予約を取って行ってみたい!
と、客に思わせるのに大成功を収めている、ラ・ベットラ・ダ・オチアイ。
私もそんなに人気なイタリアンてどんなお店だろうと気になったので、女医友と平日ディナーに行ってきました。
ラ・ベットラ・ダ・オチアイ
イタリアンがこれだけオシャレと思われる日本という国も珍しいのですが、きっとまだイタリア料理が日本に広まっていなかった1990年代に、このラ・ベットラ・ダ・オチアイは先駆者であり、予約でいっぱいだったのだと思います。
しかし今は、イタリアンレストランが日本中どこにでも存在するようになっています。
未だに大盛況とはいえ、日本一予約が取れないというと、「一年先までいっぱい」のように聞こえますが、そういうことはないようです。
今回私は、3週間前にディナー席を予約することができました。
落合シェフ監修の、『予約でいっぱいのパスタソースシリーズ』、皆さんも一度はスーパーで見かけたことがあるのではないでしょうか?
ラ・ベットラ・ダ・オチアイは、その落合シェフのイタリアンレストランなのです。
実際に、銀座の本店に行ってみた私の感想を一言でまとめると、カジュアルなガッツリ系イタ飯屋さんです。
店内の雰囲気、照明、食器、盛り付け方、食事まで、全てがカジュアルな雰囲気です。
銀座1丁目という土地で、ディナーで、前菜、パスタ、メイン料理がそれぞれ約20種類あり、そこから自由に選べて、3.800円というコースは確かにお得です。
そもそもラ・ベットラ・ダ・オチアイが、落合さんの食堂という意味なので、男の食堂→男のイタリアンってことで、ガッツリ系の内容を示唆しているのかもしれません。
お料理は、味も濃くて量もあるので、お腹いっぱいになります。
そういったボリュームたっぷりのイタリアンが大好きな人にはいいかもしれません。
メニュー
前菜の写真は撮り忘れました。
本日のカルパッチョです。
美味しかったですが、特別な風味のソースがあるわけでもなく、他でも食べられる味です。
パスタ
カニのリングイネです。ソースはトマトクリーム系でした。
濃厚といえばそれまでですが、塩が効きすぎて味が濃く、折角の主役の蟹は食感以外は味わえませんでした。
メイン料理:的ダイのグリル 生トマトとバジルのソース
見た目が美しくなさ過ぎです。
カットトマトのぶっかけ丼(?)のように見えます。
というか…メインのお魚は埋もれて見えません。
これもトマトソースが塩辛くて、的ダイの味が楽しめず残念でした。
総じて残念なイメージ
お料理は、期待外れに味が濃く、総じてちょっと残念でした。塩辛いので、水をたくさんいただきました。
日本一予約がとれないイタリア料理店というキャッチフレーズに過度に期待してしまって、ハードルが高かったせいかもしれません。
一緒に行った女医友も、美味しいけどしょっぱいね、と言っており、ボリュームも多いので、メインのお肉料理は殆ど残していました。
もしも、「高級イタリアン通ですのよ」、と自負する人が、「イタリアンならここがお薦め!」と言っていたら、私はその人のグルメ評価は当てにならないかな、と思ってしまいます。
そういう人で、ここの料理を「美味しい!!!」と大絶賛する人は、口コミやマーケティングに惑わされやすい人なのかと思います。
「予約が取れないほど人気」
「みんなが美味しいと言っている」
「色んな有名店ブログや雑誌で紹介されているから銘店」
こういったキャッチフレーズ、広告宣伝、他人の意見に流されるタイプなのではないかと。。
もしくは、ふだんから外食ばかりで濃い味付けに舌が慣れてしまっている、濃い味が大好きなタイプでしょう。
たしかに、調味料を多く使うと、味にパンチが出るので、舌が慣れるとそれが美味しいと感じるようなんですね。
ポテトチップスやマク〇ナルドハンバーガー、カップラーメンを美味しいと感じるのがいい例です。
濃厚なソースと言われればそうですが、濃い味付けに慣れると、味覚はどんどん麻痺し、素材の味を感じられなくなってしまいます。
ラ・ベットラ・ダ・オチアイのホームページによると、毎日料理長が、新鮮食材を築地で仕入れているとのことですので、新鮮で美味しいシーフードが使われているはずです。
折角の高品質の食材を、濃い味付けのソースで素材の風味や香りを殺してしまっているのは、勿体ないなと思いました。
まとめ
銀座で、お腹いっぱいになるまで頂けて、種類豊富なメニューから好きなものが選べる、5.000円未満のイタリアン、と考えれば、コストパフォーマンスは最高です。
友人との気兼ねない食事、濃い味付けが好きな人、ボリューム重視の人とのお食事には良いのかなと思います。
店内の雰囲気は、照明は夜でも明るく、お隣のテーブルも近く、隣のグループ同士ひしめき合っています。
恋人としっとり、ワインを傾けながらオシャレに上品なイタリアンを頂きたい、という方には向いていないので、デートでの利用を考えている方は注意してくださいね。