Ryuzu(ミシュラン二つ星)でのランチデートは初デートには不向き!?

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ミシュランガイドで7年連続2つ星を獲得している六本木のフレンチレストラン、Ryuzu(リューズ)にやってまいりました。

ホテルレストランでもなく、個人レストランで2つ星なのだから、さぞかし素晴らしい料理とサービスに違いない!

と、楽しみに胸を躍らせてしまうようなレストランです。

今回はそんなミシュラン2つ星レストランのリューズRyuzu)についてレビューいたします。

ミシュラン・ガイド2つ星フレンチレストラン『Ryuzu(リューズ)』

ミシュラン・ガイドで2つ星を獲得しているフレンチレストラン『Ryuzu(リューズ)』は、六本木ミッドタウンからほど近い、商業施設と住宅街が混在する一角の地下1階にあります。

内装は黒を基調とした暗めのデザインで、照明も温かみはなく、地下のレストランということもあり、隠れ家感と大人の冷たさを感じるデザインです。

そのためか、明るく楽しい会話をしながら美味しいランチを楽しもう!という雰囲気は感じられません。

ミシュラン・ガイド2つ星フレンチレストラン『Ryuzu(リューズ)』のランチメニュー

私達が頼んだランチメニューは、『MENU DU JOUR』です。

お値段は5,800円で、これに10%のサービス料が加わりますので、合計6,380円(税サ込)になります。

気合を入れたランチデートとしては、手が届くお値段ではないでしょうか。

>>ミシュラン2つ星のRYUZUを一休で予約する

MENU DU JOUR

季節によって内容は異なるようですが、基本的に下記の構成になります。

  • アミューズ・ブッシュ
  • 前菜2皿
  • お魚料理
  • お肉料理
  • デザート
  • 食後のお飲み物&ミニャルディーズ

Ryuzu『MENU DU JOUR』のアミューズ ブーシュ

Ryuzu『MENU DU JOUR』のアミューズ ブーシュ

ごぼうのスープは、温かいごぼうが泡立ちオリーブ油でしめるといったスタイルのスープです。

マドレーヌは、甘いマドレーヌではなく、野菜の味を含む塩気の効いたマドレーヌでした。

甘いと思って口にすると、ちょっと脳が混乱します。

Ryuzu『MENU DU JOUR』の前菜 その1

トマトのムースとズワイ蟹、アボカドのガトー仕立て

Ryuzu『MENU DU JOUR』の前菜 その1

見た目は素晴らしく、トマトムースの下にさらに生トマトの層があります。

ただ、ずわい蟹とアボカドの味よりも、トマトの味が勝ってしまっているのが残念なポイント。

トマトの風味と味に、ズワイガニの食感が混ざる感じでした。

ズワイガニはこだわりの産地からの食材だそうですが、折角の蟹の風味が活きておらず、もったいない気がします。

最上層のトマトムースは、ふわふわした良い食感をだしています。

Ryuzu『MENU DU JOUR』のパン

一緒に添えられている全粒粉のパンは、独特な香ばしさがあり、普通のフランスパンとは違う味わいがあります。

そのまま食べるよりは、バターと一緒に食べるとより良いです。

ルクセンブルクの粉を使って半分焼き上げた状態で瞬間冷凍して、お店で最後に焼き上げているそうです。

食べきれなかった分を最後に持ち帰りにしてくれたのが嬉しかった♬

海外ではそういったサービスは多いですが、日本ではまだ少ないので嬉しいサプライズです。

Ryuzu『MENU DU JOUR』の前菜その2

白バイ貝と椎茸、自家製ロースハム

Ryuzu『MENU DU JOUR』の前菜その2

大きな椎茸に自家製の炙ったハムが合います。

バジルソースと島根県産の巻き貝のマリアージュも美味しい。

ハムと巻き貝も、一見違和感がありますが、意外にいける美味しさ。

巻き貝は肉厚で食べ応えがあります。

Ryuzu『MENU DU JOUR』のお魚料理

Ryuzu『MENU DU JOUR』のお魚料理

スズキのポワレです。

外はカリカリで中はふっくらの良い焼き加減!

パセリの香るオイルにモロッコいんげんと落花生を添えています。

Ryuzu『MENU DU JOUR』のお肉料理(メイン)

Ryuzu『MENU DU JOUR』のお肉料理(メイン)

メインディッシュは、新潟産 妻有ポークのローストと季節野菜のソテー。

いわゆるブランドポークで、実際に美味しいのですが、フレンチレストランではおなじみのローストポークです。

特筆すべき点はありません。

ブランド肉のローストですが、美味しい豚肉なら最近はネットやふるさと納税でも簡単に入手できます。

メインディッシュなので期待していたのですが、この一皿はよくありそうなもので、残念ながら特別な感動はありませんでした。

ソースも醤油と肉汁がベースなので、美味しい野菜とお肉を買って、ちゃんとしたオーブンで焼けば同様のものは頂けるかなという感じです。

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Ryuzuのナイフには研ぎ澄まされた刃が付いているお肉用のナイフは、まるで包丁のように研がれており、ナイフの切れ味が良いと、肉が柔らかいという印象を持つので良いですよね。

Ryuzu『MENU DU JOUR』のデザート

Ryuzu『MENU DU JOUR』のデザート

梨と洋梨のアイスクリームに、レモンシャーベット

紅茶のジュレと梨がよく合います。

洋梨のアイスクリームにシャリシャリした和梨に、レモンティーのゼリーの香りが見事にマッチしています。

ミシュラン・ガイド2つ星フレンチレストラン『Ryuzu(リューズ)』のテーブルサービス

料理の説明をするスタッフは声が小さいため、聞き取りにくかったです。

大きい声で話す必要はないですが、せっかくゲストに説明するのであれば、説明が耳に届いていないようでは、何の意味もないと思います。

周囲のお客さんへの配慮であれば、メニューを印刷したものを渡していただきたいなと思います。

そしたら、多少聞き取れなくても読めば分かりますからね。

そしてこまめにお水を注いでくれるのは嬉しいのですが、何度かテーブルの上にポタポタと垂らしていました。

スタッフがまだ慣れていないのかもしれませんが、あまり好印象を持ちませんでした。

一度ならまだ目をつむっても良かったのですが、頻繁にやられていたので記載しました。

もしこれが初デートの最中で、相手がお手洗いに立っている間に赤ワインが注がれて、ポタポタと赤ワインのシミがテーブルクロスについてしまったらと思うと、ゾッとします。

きっと相手は、スタッフではなく、自分がこぼしたと思われてしまうでしょうからね。

町中の普通のビストロではなく、ミシュラン2つ星のレストランなのですから、もう少し気を遣うべきとは思います。

ポタポタと水滴がシミになっているテーブルクロス

ミシュラン・ガイド2つ星フレンチレストラン『Ryuzu(リューズ)』でのドレスコード

厳密なドレスコードは設定されていないので、男性はジャケット必須ではありませんが、スマートカジュアルで行くのが良いでしょう。

当然ですが、女性の場合は、香水は最低限に!

私達が行ったときには、お隣のテーブルの女性の香水の匂いがキツくて、料理の香りが台無しになってしまいました。

おそらく、2プッシュ以上の香水をまとわれていたと思われ、御本人が通った跡を匂いで辿れるくらいでした。

香水を付けるご本人は、自分がどれほど香っているかが分からないものです。

食事に出かけるときは、ロールオンタイプの香水か、練り香水がおすすめです。

服で隠れる部位に、ほんの少しだけ身につけるのが、高級レストランへ行く際は丁度良いくらいでしょう。

ミシュラン・ガイド2つ星フレンチレストラン『Ryuzu(リューズ)』への行き方

ミシュラン・ガイドで2つ星を獲得しているフレンチレストラン『Ryuzuリューズ)』は、東京ミッドタウンから徒歩1分のビル地下1Fにあります。

メインのエントランスへは階段をおりていくことになりますが、階段の右手からエレベーターを利用することも可能です。

まとめ

全体的にはボリュームがあり、お腹いっぱいになりますし美味しいですが、プレゼンテーションも味も、創作の感動はそれほどではありませんでした。

1つ星ならわかりますが、2つ星である理由は、正直なところ、私にはよくわかりませんでした。

フレンチレストラン『Ryuzu(リューズ)』がミシュラン・ガイドで2つ星の評価となるなら、同じくミシュラン・ガイドで1つ星のJean-Georges Tokyo(ジャン・ジョルジュ)の方が素晴らしいと感じました。

>>ミシュラン1つ星の『Jean-Georges Tokyo』のスペシャル・オファー

>>六本木のミシュラン・ガイド1つ星レストラン『Jean-Georges Tokyo』のレビュー

ジャン・ジョルジュの方が内装やスタッフにも明るさや温かみもあるので、特に初デートをするなら、Jean-Georges Tokyoをよりおすすめします。

ミシュラン・ガイド2つ星フレンチレストラン『Ryuzu(リューズ)』におすすめな人

Ryuzuをおすすめできる相手は、気心の知れた友人で、和食好きの人がいいと思います。

Ryuzuは、日本の野菜、日本のブランド豚や梨を使っているため、外国人のミシュランレビューアーにはコンセプトも含め、受けが良いのかもしれないですね。

しかし、フレンチらしさには欠けてしまうので、そういう意味では、ピエール・ガニェールやミッシェル・トロワグロの和のテイストの取り入れ方のほうが、フレンチらしさを損なわない使い方をしているので、上手なように感じます。

>>ミシュラン2つ星のフレンチレストラン『ミッシェル・トロワ・グロ』のレビュー

>>ミシュラン2つ星レストラン『ピエール・ガニェール』のレビュー

さらに言えば、星付きではないけれど、高級フレンチでサービスも素晴らしく、料理もすごく美味しいところはここ以外にも数多くある、というのが私の意見です。

Ryuzuは、2つ星レストランだと期待して行っただけに、残念な部類に入るレストランだと私は評価してしまいましたが、ミシュラン・ガイドに選ばれたレストランの味やサービスを『知った上で』、自分の好みを知ることは、今後のレストランの選び方において大事な指標になると思いました。

ミシュラン・ガイドでは星無しだったり、一つ星でも、私の中では星2つ以上!という、そんなレストランもありますので、引き続きご紹介していきたいと思います!

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